お見舞いと差し入れをお届けして参りました。
今回の地震災害を受けまして、弊社では被災地の復旧に少しでもお役立て頂ければと願い、 高森町、南阿蘇村、阿蘇市へのお見舞金と、復旧の為に働かれている方々へ対し差し入れとして即席麺、飲料水を22日(金)にお届けして参りました。
又、救援活動をされている方々へ対しまして、差し入れとして即席麺、飲料水を3市町村の消防署・警察署へお届けして参りました。
竹田市においても避難生活をされておられる市民の方がいらっしゃるとの事を受け、竹田市役所に23日(土)、飲料水をお届けして参りました。
その際、高森町長さんから、「現在の高森町での電気の復旧は、土砂崩れによる鉄塔の倒壊の為むずかしく、全国各地から応援に来て頂いている電力会社の発電機車を用いた仮のものであり、この車の動力は軽油で、軽油自体も入手困難です。電力会社の方も24時間体制で電力供給の監視をしてくれていますが、燃料が切れれば停電が発生してしまいます。本来の電力ではないので、皆さんにも節電をお願いしたいのです。」ということをお聞きしました。
現在、高森店でも通常営業時どおりの電気の使用は控えております。店内照明はLEDの省電力の物に全て交換済みでありましたが、なるべく最小限の点灯にする、BGM音量を絞る、営業時間を短縮する等でおさえられる限り節電に努めております。こういう時だからこそ、一企業として出来ることを微力ではありますが実践して参りたいと考えております。
これ以上ない言葉、「ありがとう」。
これまで4月16日に発生した本震後の高森店の様子を中心にお伝えしてきました。
そんな中、フレイン従業員や応援に来ていただいていたAJSの方が言われていたのが、お客様から頂いた多くの「ありがとう」のことです。
「いらっしゃいませ」に対して「ありがとう」
暗い店内をご案内して「ありがとう」
お買い物カゴをサッカー台に運んで「ありがとう」
お帰りの際にも「ありがとう」
店頭に貼っていた『がんばれ、高森!!』の応援幕に対して「ありがとう」と、従業員の手をとり涙ぐまれたお客様もいらっしゃったと聞きます。
お客様から頂く「ありがとう」、これ以上の言葉があるでしょうか。
まだしばらくは全店的に、商品の入荷状況等でお客様にはご不便をおかけするとは思いますが、いつも支えて下さる地域の皆様に、心からありがとうございます。
地震発生からの記録④
20日(水)、余震は止む気配をみせません。
前日より「楽百市」大津店でも朝9時頃~夕方6時頃までの営業を再開、ですが商品の欠品・入荷困難なまま続けている状態でした。
そんな中、皆の気持ちを和らげたのは、この日朝から高森店の電気が4日ぶりに復旧したことでした。高森店の状況が他店舗の従業員、本部従業員の表情にも明るさをもたらしました。
仮電源による復旧でまだ安定はしない状況のようでしたが、これにより冷蔵・冷凍ケースが使用できるようになりました。依然として水は断水のままでしたが、ご家庭でも調理が可能になり始めるとして、生鮮食品などの仕入を可能な限り再開しました。
これでやっと日常が少しずつ取り戻せる、そういう雰囲気が売場の従業員にも来店されるお客様にも確実に感じられるようになりました。
従業員みんなが、それぞれの持ち場で力を尽くそうとしていました。
また、地震発生直後より本当に多くのお取引先様、スーパーマーケット仲間の企業様方に支えて頂きました。普段よりお付き合いをさせて頂いている皆様のご声援、ご支援にどれだけ励まされたか、やる気を奮い立たせて頂いたか、社長はじめフレイングループ従業員一同、言葉では言い尽くせぬほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
21日(木)。高森町は台風の様な、どしゃ降りに見舞われました。なお続く余震、降雨による二次災害も懸念されました。この日、水道が復旧しました。また一歩、日常に近づけましたが、営業時間はいまだ18時頃まで、お客様が今必要とされる商品のニーズも刻々と変化してゆくようです。
22日(金)。雨は一旦やみましたが余震は収まりません。晴れ間は一時的で週末にかけてまた雨の予報。もうこれ以上の被害が発生しないことを切実に毎日祈るのみです。
一方で来店されるお客様の顔に少しずつではありますが、日常を取り戻しつつある安堵の表情がうかがえるようになっていきました。
「地域の皆様の食を守ること」
地域の皆様にとって「いつものお店、いつものフレイン」でありつづける為に、全従業員が一丸となって、ここから再び一歩ずつ着実に歩き出してゆきます。
地震発生からの記録③
なおも断水・停電は続き、物流・交通も滞った状態のまま3日目の18日(月)。
この日も前日同様、高森店では可能な限りの範囲で営業を続けました。
その店頭の軒先に仮設で炊き出し所を用意し、社長が率先してご来店された皆様へお声掛けを始めました。その力強い声に促されるように私達もお声掛けをしました。
18日の炊き出しの様子はフレイン日記『熊本・大分地震発生』をご覧下さい。
翌19日(火)、状況は変わらぬまま4日目の朝がきました。
炊き出しも2日目。子供さんでもお年寄りでも食べやすいのではないか、という社長の提案でこの日は雑炊を用意しました。「あったまって美味しい」「元気になる」等のお言葉をたくさん頂きました。
また、通信も途絶えていたり、スマホ等で情報が入手できない方向けに、新しいライフライン情報もあったほうが良いのでは、ということになり最新の情報を朝ポスター印刷して店頭に掲示をしました。これに対しても、「とても助かる」と紙面を写真に撮って帰られる方も多くいらっしゃったようです。
携帯の充電もままならない為、18日からですが自由に使っていただける電源も店頭に設置しました。
この日は、弊社の加盟するAJSオール日本スーパーマーケット協会(大阪)からも応援に駆けつけて下さり、私達と一緒に炊き出しや店内でのお客様のご案内などをお手伝いしてくださいました。
「地域の皆様の食を守る」スーパーマーケットという場所が、食品や生活用品を販売する事以外にも有事の際には出来る事があり、地域のお客様から必要とされる場所であり続けなければならないと改めて感じました。
19日から営業を一部再開しましたフレイングループの「楽百市」大津店の被災当時の様子です。
玄関付近の天井は剥がれ落ち、看板も一部剥離した状態でした。
店内では、商品が散乱し、割れ物などの破片がそこかしこに飛び散っていました。
店舗の事務所内も使える状態ではありませんでした。